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    指導者必見!高校バスケットボールの名将の教え!①山形商業高校

    2020.06.23
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    こんにちは。coach”T”です。

    本日は「高校バスケは頭脳が9割」を読んだ内容をアウトプットしていきたいと思います。

    高校の名将たちの生の声を聞くことができる書籍になっていますので、気になった方は読んでみてください。

    今回は第1章として山形商業高校の高橋仁監督について書いていきたいと思います。

    山形商業高校は山形県内選手をメインとしてバスケットボールの全国大会、ウィンターカップ準優勝まで上り詰めた名将です。

    山形商業女子バスケットボール部の試合の映像はYouTubeにアップされていますので、気になった方は試合の動画もご覧ください。

    その輝かしい記録の影に隠れている指導の肝を紐解いて、自チームの指導に当たる際のアイデアに加えていただくことができたら幸いです。

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    指導者必見!高校バスケットボールの名将の教え~山形商業~①:自ら考えるチーム

    山形商業女子バスケットボール部は公立高校のため選手を「特待生」として迎え入れることはできません。そのため県外からよりも山形県内から「普通の高校生」が集まってきます。

    その中でチームを勝たせていくためには能力だけでバスケットボールをするわけにもいかないので、「自ら考えて」選手個人個人が判断をしながら能動的にプレーをしていくように指導をしています。

    考えてプレーをさせる中で形を教えるのではなくその先にある動きの本質を理解させることが大切であり、時間がかかる、でも理解ができるとそれぞれの判断で応用ができると高橋監督は述べています。特に覚えたことを自分の判断でおこなおうとするときが一番時間がかかるが、気を効かせて自分の発想できるようになるまで練習の中で止めながら判断力を養っていくといいます。

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    指導者必見!高校バスケットボールの名称の教え~山形商業~②:オールラウンドな選手が多い

    山形商業の選手たちはオールラウンドな選手が多いです。2011年のウィンターカップ決勝だけを切り取っても最高身長は札幌山の手の長岡選手(トヨタ自動車アンテローブス)の180センチに対して山形商業は178センチと遅れをとっているものの、平均身長は札幌山手の168.9センチに対して山形商業は171.1センチと2センチ以上も高くなっています。

    ここにも山形商業の高橋監督のこだわりがあると本書で書かれており、「180センチは無いけれど、170センチ台で運動能力の高そうな選手が何人もいる」と気付き「この子たちがアウトサイドでプレーできればいろんな戦い方ができるかも」と考えるようになったことが山形商業のバスケットボールスタイルが確立するきっかけになったそうです。

    山形商業のゲームを見ても平均身長が高いと感じさせない運動量で、見てるこちらが息切れをしてしまいそうなほどプレスディフェンスにオフェンスにと走っています。

    山形商業はそのオールラウンドな能力を使って全国で勝つために高さのミスマッチではなく速さのミスマッチ(大きい選手が小さい選手のスピードについてこれないこと)を狙ってきます。早さだけでなく、平均身長が高いので相手チームのガードに高さがなければパスアウトした後のガードがパストアップし、「高さのミスマッチ」も展開します。また、リバウンドに関しても飛び込みリバウンドが多いのはそういった理由なのではないかと感じました。(大きい選手にマッチアップされてる場合は外から動いて取りに行くことで早さのミスマッチを活かしたリバウンドの取り方)全国から選手を呼ぶことができない公立高校ならではの発想の転換ですね。

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    指導者必見!高校バスケットボールの名称の教え~山形商業~③:自由な発想の共有

    動きの本質とは本書では「理屈」と説明されていますが、「意図」や「狙い」とも言い換えることができると思います。指導にあたる方ならばいちどは使ったことがあるのではないかと思います。

    山形商業では選手個人個人が考えて自分の発想の中で気を利かせながら応用してプレーができるまでようになるまで考えさせると前述しましたが、バスケットボールは1人でおこなうスポーツではないのでチームその感覚をチームの全員が共有していることが大切です。

    山形商業のバスケットボールはプレーの多くがガードのパスアウト後ローポストにポストアップorコーナーにカットその間にインサイドの選手がトップに上がってくるような「全体が入り乱れる」オフェンスになっています。しかし選手たちがぶつかることなく動きをおこなっていくことができるのはその瞬間瞬間で何を狙いとしてどんな意図をもって動いているかということを理解していて、その感覚を共有しているからこそタイミングのズレなどもなくぶつからずにおこなうことが出来ているのではないかと感じました。

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    指導者必見!高校バスケットボールの名称の教え~山形商業~まとめ

    いかがだったでしょうか?

    今回は「高校バスケは頭脳が9割」の山形商業高校高橋監督の哲学を読んで山形商業のバスケットボールの強さの秘訣はを3つにまとめました。

    山形商業の強さの秘訣は以下の通りです。

    山形商業の強さの秘訣①「自ら考え」させる

    山形商業の強さの秘訣②「オールラウンダー」を育てる

    山形商業の強さの秘訣③「自由な発想を共有している」

    「自ら考える」 「オールラウンダー」 が 「自由な発想を共有している」から強い。

    次回も強豪校の教えシリーズを描いていきます。

    Instagramアカウント:coach “T”

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